3歳半児眼科検診は、お子さんの目の成長を確かめる良い機会です。 小さなお子さんは大人と違い、自分の目で見る世界が他の人と違うかどうかが分かりません。問題なく日常生活が送れていたとしても、念のため目の異常がないか検診で確かめましょう。
お子さんの視力は6歳までにほぼ成長し終わり、3歳までには約7割の子が視力1.0以上になります。ただ、中には視力が十分に出ない弱視の子もいます。弱視を放置しておくと、成長後にメガネやコンタクトをつけたとしても、有効に機能しない可能性が高くなります。
弱視の治療がしやすいのは年少・年中の4、5歳です。お子さんたちと意思疎通ができ、目の変化に富む時期で、治療の成功率がとても高いです。 ですから、3歳半で検診を受け、異常があれば治療に移行するという流れが望ましいのです。